○朝、起きることができず仕事や学校へいけない
○特に午前中の体調が悪い
○立ちあがる時や立っていると気持ち悪くなる
○頭痛や倦怠感、食欲不振
○階段などで動悸、息切れ
○乗り物酔いしやすい
○顔色が青白い
○夕方~夜には回復している
このような症状ありませんか? この症状は起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)といって一般的10代に多く見られる疾患です。 不登校の約4割が起立性調節障害と言われています。 しかし近年、大人の起立性調節障害も増えています。 朝に調子が悪く、夜は元気なってしまうので単なる怠けや精神的なものと片付けられてしまうことがありますが、そんなことはありません。
起立性調節障害には自律神経が大いに関わっています。
自律神経とは自分の意識とは関係なく自動的に動く神経のこと。呼吸、拍動、循環、消化、生殖、排泄など人間の生命維持装置のような働きをします。
そして自律神経には2種類の神経があります。
交感神経
一言でいうと仕事モード。車でいえばアクセル。 心拍数が上がる、瞳孔が開く、呼吸が浅くなり消化や排泄は抑えられます。
副交感神経
こちらはお休みモード。車でいえばブレーキ。 心拍数が下がる。呼吸はゆったりし、消化や排泄が活性化する。 この2つの神経がシーソーのように良いバランスをとれていれば問題ないです。
通常の寝起きの状態では交感神経優勢になり下半身の血管を収縮させて心臓の拍動が増加し、血圧を維持するように機能します。
しかし自律神経が乱れるとこの機能がうまく働かず血圧が下がり、脳や全身への血行が維持されなくなってしまいます。そのために朝起き上がれなくなってしまいます。
自律神経の乱れはストレスが関係しているとよく言われてます。 しかしストレスは誰にでもあるもので、すべてをストレスの一言で片付けるのは乱暴です。
10代は成長期で身体そのものが不安定というのもありますが、一番の原因は身体の歪みです。
足の歪み、骨盤の歪み、背骨の歪み、首の歪み、頭蓋骨の歪みなど様々な歪みが神経に異常を起こし、最終的に自律神経を乱しています。
現代人は栄養のバランスが悪いです。 一般的な栄養学では「塩分を控えて30品目バランス良く食べましょう」という考えが浸透しています。 しかしこれでは人間の構造上とても不自然といえます。 人間の体は水を抜けばほとんどタンパク質で構成されています。 バランス良く食べていてはタンパク質が不足することによりビタミン、ミネラルもうまく活用できません。
心の安定、やる気、幸福感を生みだすホルモンは正しく栄養を補給しなければ作ることができません。
副腎はストレスと闘ったり血糖を上げるなど大切な役割を持つ臓器です。 長期間ストレスにさらされていると副腎がうまく働かなくなります。 副腎を回復させることが大切です。
副腎疲労を詳しく見る
当院では整体で全身の歪みを細かく調律していきます。 さらに食事、運動、睡眠などの生活改善 自律神経コントロール法、セルフ整体法をコーチングして根本改善、再発防止を目指していきます。