【平均寿命が延びているが病気が増え続けている根本原因】
家電でも車でも設計図どおりに使っているからこそ壊れづらいし、長持ちします。
人間も一緒です。設計図どおりに使えていないからエラーを起こし、病気になります。
では人間の設計図とは?
この設計図は人間の歴史のなかに秘められています。
人間の歴史は600万年間あります。このなかで599万年間は狩猟採集民族でした。狩りをして動物を食し、木の実などを採集して食していました。
それに対し農耕民族から現在に至るまでたった1万年の出来事。この急激な環境の変化と人間の設計図はミスマッチを起こしています。
現代の暮らしは人間の設計図を無視した状態と言えるのです。
この問題と向き合わない限り病気が減ることはないでしょう。

狩猟採集民族の暮らし
○糖質をたくさん摂らない
○人工物を摂らない
○移動はすべて徒歩
○日が暮れたら寝る
○日が昇れば起きる
○気温や飢え、動物に襲われるなど命の危険がある
○1日の労働時間が4~5時間
あたりまえですが、これだけ見ても現代の暮らしと全然違います。
現代においても旧石器時代とかわらないライフスタイルをしている民族がいます。
南米ボリビアに住むチマネ族です。
700人のチマネ族を研究した結果、
全体の65%は75歳を過ぎても動脈硬化のリスクがゼロ。
80歳を過ぎたチマネ族の血管年齢は先進国における50歳と同じレベル。
狭心症、心筋梗塞の発症率はほぼゼロ。
高血圧やコレステロール異常や肥満もまずみうけられない。
チマネ族、凄すぎます。
そうです。彼らは人間の設計図どおりに暮らしているだけです。
実は彼らは生活のなかで若返りシステムを稼働させています。
【人に備わる若返りシステム「ホルミシス」】

ホルミシスとはギリシャ語で「刺激」。一言でまとめると「多すぎれば有害だが、少なければ有益に働く作用」。このホルミシスのスイッチを入れるには
刺激→苦痛→超回復→若返る
このサイクルを繰り返すことで人間に本来持っている若返りシステムが稼働します。
しかし現代はテクノロジーが飛躍的に進化し、移動は楽になり、室内の温度を自在に操り、食べ物も簡単に手に入られるようになりました。
この生命の危機のない快適な生活が、若返りシステム「ホルミシス」のスイッチをOFFにしてしまっているのです。
狩猟採集民族は他の動物から襲われたり、獲物が見つからず餓死してしまう可能性があり常に生命の危機を感じてきました。決して楽な生活ではなかったのです。しかしこの生命の危機こそホルミシスが活性化するのです。
現代は生命の危機などなかなかありません。
よって小さな生命の危機を演出する必要があります。サウナ、寒中水泳、断食、運動などが体に良いとされているもホルミシスが関係しています。

小さな生命の危機を演出することが最高のアンチエイジングということです。
あなたの生活は苦痛と回復が足りてますか?
当院ではホルミシスを利用したアンチエイジング術もコーチングしています。
ご興味がある方はご連絡ください。