月経前になるとこんな症状ありませんか?
○気分の落ち込み
○イライラ、怒り爆発
○頭痛、腰痛
○筋肉痛、関節痛
○体重増加
○手足のむくみ
○乳房の張りや痛み
○腹部膨満感
○食欲不振もしくは過食
○集中力低下
○肌荒れ、ニキビ
○異常な眠気
これは月経前症候群といってPMS(Premenstrual Syndrome)とも呼ばれます。
月経前3~14日の間に続く精神不安定や身体的症状がつづき、月経が始まるとともに症状が軽くなったり、なくなったりするものを指します。
ピークは20代後半から30代でその症状は200種類とも言われます。
女性の20人に1人が重いPMSに悩んでいます。

PMSの原因
月経の前に排卵が起こると2つのホルモン分泌に変動が起こります。
①女性の身体をつくる卵胞ホルモン「エストロゲン」
②妊娠を助ける黄体ホルモン「プロゲステロン」
この2つのホルモンの変動を受け、基礎体温が変動すると人により様々な症状がでてきます。
ホルモンの影響により水分代謝に異常がでればむくみや乳房の痛みが起こります。
幸せホルモンであるセロトニンの分泌異常がでればネガティブになりうつ症状、不安感、怒りなどの傾向が強くなります。
血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌や効果に異常がでれば、低血糖を生じやすく、甘いものが食べたくなり過食の傾向が強くなります。
PMSを悪化させる原因

お菓子やジュース、ファストフードなどの偏った食事、運動不足、強いストレス、睡眠不足、飲酒喫煙、完璧主義などはPMSの症状を悪化させます。
症状が重い方は少しずつ悪習慣を変えていきましょう。
PMSの改善法

PMSがあたり前になってしまってあきらめていませんか?
体質改善していけば必ず症状は楽になります。
有酸素運動
1日20分~30分のジョギングをするとこにより
セロトニンの分泌、ストレス軽減、代謝機能や内臓機能アップ。
腹式呼吸
楽な姿勢でおへその下が凹むようなイメージで8秒口から吐いて、おへその下が膨らむイメージで4秒かけて鼻から吸う、2秒息を止める。
これを10分間、毎日行う。副交感神経を優位にしストレス軽減。
大豆製品
大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た性質を持っており、女性ホルモンが関わる症状が軽減。
カルシウム
不足しがちなカルシウムを1日650mgを目標に摂ることにより疲れやすさ、食欲の変化、気分の落ち込みなどの改善が期待できる。
ビタミンD
ビタミンDはカルシウムが吸収されるときに必要です。日光に1日22分浴びる。さけ、さんま、 マグロなどの魚類やまいたけなどのキノコ類も摂取する。
鉄分
女性のほとんどが鉄不足。月経がある女性は1日に10.5〜12.0ミリグラムの鉄をとることが推奨されています。食事で補うのが大変なのでヘム鉄サプリメントも効果的。
アロマオイル
嗅覚は五感の中でも唯一、感情や記憶などを司る大脳辺縁系にダイレクトにアプローチできるので、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)で嗅覚にアプローチすることにより気分の落ち込み、不安、怒りなどに効果あり。
マッサージ
マッサージを受けると幸せホルモンであるセロトニン、オキシトシンが分泌され自律神経安定、腰痛や頭痛の改善、血行促進。
月経前宣言
家族や友人、同僚に「月経前だから落ち込んだりイライラしてしまうけど気にしないで」と宣言することで、気持ちが楽になり周囲の理解も得れる。
当院の全身調律整体で筋肉、関節、内臓、自律神経を正常化しセロトニンやオキシトシンなどの幸せホルモンが分泌を促しストレス軽減、自律神経を安定させていきます。
さらに食事、運動、睡眠などの生活改善
自律神経コントロール法、セルフ整体法をコーチングして根本改善目指していきます。
PMSは女性にしかわからないつらい症状です。
体質改善していけば必ず良くなります。
男性もPMSの特徴を正しく理解して支えてあげましょう。
