女性必読!その不調、鉄不足?
ちゃんと鉄、足りてますか?
こんな質問されても困ると思いますが
日本人女性の8割が鉄不足と言われてます。
鉄不足と聞くと貧血のイメージが強いですが
貧血以外にも様々な不調が起こります。
疲れやすい
疲れがとれない
朝なかなか起きられない
イライラしやすい
やる気がでない
気分が落ち込みやすい
片頭痛がある
冷え性である
むくみやすい
顔色が悪い
爪が白い
脚がムズムズしてよく眠れない
集中力が続かない
パニック障害がある
何個か心当たりがある方は鉄不足かもしれません。
鉄不足は見逃されやすい
通常の血液検査では血中のヘモグロビン値が12.0g/dlを切ると貧血という診断をされます。
しかしこれだけでは本当に鉄不足かどうかはわからないのです。
通常の血液検査では計らないフェリチン値というものを測定しなければ本当に鉄不足かどうか判断できません。
フェリチンとは体内で鉄を貯蔵しているたんぱく質。言うなれば鉄の貯金です。
フェリチン値の基準値は、
女性であれば6.4~167.1( ng /mL)
男性であれば17.0~291.5( ng /mL)
実際にフェリチンを測らない限り本当の鉄不足を見逃されてしまい、
原因がわからず心療内科を紹介されて抗うつ剤を処方されても一向に症状が改善されないということがあります。
鉄不足はほぼ女性のみ
通常、男女ともに一日に1mgの鉄を失うが
月経では一度に20〜30mgも失われるので圧倒的に女性のほうが鉄不足に陥ります。
特に中高生、産後など10代~40代に多くみられます。
特に産後は赤ちゃんに鉄を奪われてしまうので
産後うつとも深い関係があります。
そもそも鉄の働きとは
鉄は体に必要な必須ミネラルの一種です。
人の体内では作ることができないため、食べ物から補わなければなりません。
鉄分は体内で赤血球の一部として血液中の酸素を運ぶことや、やる気を高めるノルアドレナリン・ドーパミン、興奮と抑制のバランスを調整するセロトニンといった脳内神経伝達物質が、タンパク質を原料として造られる際に必要なミネラルになります。
適切な1日の摂取量
男性7.5mg
女性(月経なし)6.5mg
女性(月経あり)10.5mg
最大40mgを上限とします。
鉄をしっかり摂取しよう
鉄には種類ありヘム鉄と非ヘム鉄があります。
○動物性で吸収率が高いヘム鉄
肉類、赤身の魚類、貝類、玉子など
○植物性で吸収率が悪い非ヘム鉄
大豆、枝豆、ほうれん草
小松菜、ナッツ類など
非ヘム鉄はビタミンCを一緒に摂ると吸収率がよくなります。
逆に乳製品やお茶などに含まれるタンニンなどは吸収率が下がるので注意!
鉄は摂りすぎると胃腸の粘膜を刺激するため、吐き気・むかつき・下痢などの胃腸障害を起こすことがあります。
症状が現れた場合は控えましょう。
原因がわからない不調が続いていたら鉄不足を
疑ってみてください。
正しく鉄分を摂り、元気な人生を
取り戻しましょう。